← Codex Modes 目次へ / lunelukkio site トップへ
CODM-001
Codex のレビューモードとメインモード
2026-06-23 作成。Claude Code を主実装者にする通常運用と、Codex が主実行者として引き継ぐ fallback 運用を、状態遷移・データ境界・実行権限の 3 つで整理する。
docs/handoff.md と作業ログ、git 状態を読んで Codex-Primary として実装・検証へ進む。
1. 二つのモード
Review Mode
Claude-First
Claude Code が主実装者。Codex は同じ作業を重複実行せず、独立判断、設計上のリスク、検証観点、Claude の案と比べるべき差分を返す。
Main Mode
Codex-Primary
Codex が主実行者。必要な範囲でリポジトリを調査し、承認済みスコープのファイル編集、確認、コミット、push までを直接進める。
図 1. モードは曖昧に推測せず、ユーザーの明示的な切替文で状態を変える。
2. 切替トリガー
Codex-Primary に入る合図は、ユーザーが主実行者の変更を明示する短い文である。代表例は次の通り。
| 発話例 | 意味 | Codex の初動 |
|---|---|---|
Codexで引き継いで | Claude 側の作業を Codex が受ける | docs/handoff.md と repo 状態を読む |
Codexをメインにして | 比較役から主実行者へ切り替える | 作業計画・編集・検証を Codex が担う |
Claudeの上限に達した | Claude Code 継続が難しい | handoff をデータとして読んで再開する |
Claudeなしで進めて | Claude の並走を前提にしない | 重複回避ではなく完了責任を優先する |
fallback mode | 明示的な fallback 宣言 | Codex-Primary の規約に従う |
3. 引き継ぎデータの流れ
Claude Code 側で /handoff-codex を実行すると、現在の目標・状態・触ったファイル・残作業が docs/handoff.md にまとまる。Codex はそれを読んで再開するが、handoff は命令ではなく外部 AI 由来のデータとして扱う。
図 2. handoff は作業再開の地図だが、最終判断はユーザー指示・AGENTS.md・実際の git 状態で行う。
4. 実行境界
同じ Codex でも、モードによってやることが変わる。重要なのは、レビューモードでは Claude Code の作業を複製しないこと、メインモードでは責任を曖昧にせず完了まで進めること。
図 3. 境界は「能力」ではなく「役割」と「承認範囲」で決まる。
5. 実務上のチェックリスト
| 段階 | 確認するもの | 理由 |
|---|---|---|
| 切替直後 | AGENTS.md、docs/handoff.md、docs/worklog.md | 運用規約、現在の引き継ぎ、長期文脈を分けて読むため。 |
| 編集前 | git status、git diff | ユーザーや別エージェントの未コミット変更を壊さないため。 |
| 実行中 | 承認済みスコープ、対象ファイル、public/private 境界 | 作業の権限と公開範囲を曖昧にしないため。 |
| 完了時 | 変更ファイル、検証結果、残リスク、公開 URL | 次の Claude Code または Codex が状態を再現できるようにするため。 |
実行権限の要点: ファイル変更や GitHub push は「Codex-Primary であること」だけでは足りない。何をどこまで変更するか、公開領域に入るか、破壊的操作を含むかを分けて確認する。