重大なネタバレ注意: 第1巻の結末まで含みます。読んだところまでを確認する用途を想定しています。先の段階は読み終えてから開いてください。
使い方と精度について: 章番号は付けていません。物語の起こる順に区切っています(章番号の厳密な対応は情報源によって揺れるため、あえて番号を出していません)。The Coppermind 等の調査+検証を経た要約ですが、細部の前後関係には誤差がありえます。原書10ページほど進むごとに、近い見出しを探して理解の照合にお使いください。確実な大筋を優先しています。
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第一部 The Survivor of Hathsin

生存者 Kelsier がクルーを集め、不可能な計画を立ち上げるまで。

灰と霧の帝国(プロローグ)

灰が降り、夜は霧が支配する Final Empire。貴族 Tresting の農園で skaa が酷使される世界が描かれる。その夜、旅の男 Kelsier が現れ、Tresting と訪れていた Inquisitor が殺される。Lord Ruler の千年帝国の絶望が示される。

Vin と盗賊団

Luthadel のスカーの少女 Vin は、Camon の盗賊団の一員。Ministry の obligator との危険な詐欺取引を、Vin が無自覚に使う「幸運(実は Allomancy の Soothing)」が救う。Vin はまだ自分の力を理解していない。

Kelsier、Vin を見出す

Camon は Vin を虐待する。そこへ Kelsier がクルーを訪れ、Vin の中に本物の Allomancy の才を見抜く。Kelsier は Camon を排除し、Vin を自分の仲間に引き取る。

初めての信頼と Mistborn の自覚

Vin は初めて、裏切りのない居場所に触れて戸惑う。Kelsier は彼女が一種類でなく複数の金属を燃やせる Mistborn だと示し、Allomancy の基礎(鉄・鋼・錫・白鑞ほか)を教え始める。

不可能な計画とクルー

Kelsier の隠れ家に腕利きが集う(Dockson、Breeze、Ham、Clubs、Spook、依頼人 Yeden)。狙いは Lord Ruler の打倒、聖省が貯め込む atium の強奪、skaa 反乱軍の編成、貴族家門の争いの扇動という壮大な計画。

霧の中の訓練

Vin は Mistborn の訓練を積み、コインを蹴って鋼で身を飛ばす「steelpushing」で夜の街を駆ける術を覚える。Kelsier の過去——Pits of Hathsin、妻 Mare の死、そこで覚醒(Snapping)したこと——が垣間見える。

第二部 The Devil's Larder

Vin が貴族社会に潜入し、訓練と情報収集を進める。

Valette Renoux として舞踏会へ

Vin は地方貴族の令嬢 Valette Renoux を装い、貴族の舞踏会に潜入する。家門政治の情報を集めるスパイ役を担い、華やかな世界に初めて足を踏み入れる。

Elend Venture との出会い

舞踏会で Vin は、書物好きで型破りな貴公子 Elend Venture と偶然出会う。立場の違いに戸惑いながらも、二人は少しずつ惹かれ合っていく。Elend の婚約者 Shan Elariel との緊張も生まれる。

Marsh、聖省へ潜入

Kelsier の兄 Marsh が、内部情報を得るため鋼鉄聖省に潜入する。Inquisitor と obligator の組織構造を探る危険な役回りを引き受ける。

Feruchemy とテリスの歴史

番人 Sazed が Vin に、テリス人の力 Feruchemy(金属に属性を蓄える術)と、失われた歴史・宗教を語る。世界の成り立ちと Lord Ruler の起源への伏線が積まれていく。

第三部 希望と反撃

「生存者」の伝説が広がり、計画が大きく動く。(この段以降の Part 名・境界は情報源で揺れるため、物語の段階として区切っています)

「生存者」伝説の拡散

Kelsier は Pits of Hathsin を生き延びた「生存者(the Survivor)」として skaa の間で神話化していく。各地で希望を煽り、反乱軍の訓練を進める。Lord Ruler の権威に公然と挑み始める。

敵 Mistborn の襲撃

Vin は別の Mistborn の存在に気づき、襲撃を受けて負傷する。Kelsier に救われるが、貴族家門の背後で動く敵の影と、Inquisitor の脅威が迫る。

第11の金属

Kelsier は「第11の金属(the Eleventh Metal)」の伝説を広め、これこそ不死の Lord Ruler を倒す鍵だと主張する。Vin はその真偽と Kelsier の真意を測りかねる。

Kredik Shaw 潜入

Kelsier と Vin は Lord Ruler の宮殿 Kredik Shaw に忍び込み偵察する。Lord Ruler の不死の秘密に関わる手がかりに触れるが、Inquisitor に察知され危機一髪で脱出する。

第四部 破綻と決意

計画が崩れかけ、Kelsier が最後の賭けへと舵を切る。

反乱軍の壊滅

Yeden が指揮を急いだ反乱軍が、帝国軍の前に壊滅的な打撃を受ける。多数の skaa が虐殺され、Yeden も命を落とす。クルーの士気は崩れ、計画は破綻の縁に立つ。

立て直しと二人の転機

Kelsier は折れかけたクルーを再びまとめようとする。Vin は任務と感情の板挟みのなか、Elend との関係に一度区切りをつけようとする。

Lord Ruler の弱点へ

Sazed の歴史研究と Kelsier の探索が、Lord Ruler の正体と「第11の金属」の真実に迫る。最終作戦の準備が進み、Kelsier は自らを犠牲にする覚悟を固め始める。

第五部 蜂起と対決

クライマックス。生存者の死が帝国を揺るがす。

生存者の死

蜂起の引き金として、Kelsier は街路で公然と Inquisitor と戦い、Lord Ruler の手で討たれる。その殉教が「生存者」信仰を爆発させ、skaa の蜂起に火をつける。

蜂起と真実

Kelsier の死を受けて Vin が立ち上がる。彼女は第11の金属の真実——伝説の英雄 Alendi ではなく、その荷運び人 Rashek が昇華の井戸の力を簒奪して Lord Ruler となったこと——を理解する。蜂起は Luthadel を席巻する。

Lord Ruler 打倒

Vin は Lord Ruler と対決し、彼の不死が Feruchemy と Allomancy の併用に支えられていることを見抜く。その鎖を断ち切って Lord Ruler を倒し、千年の帝国が崩壊する。

その後(エピローグ)

Kelsier は「生存者」として宗教的象徴となり、skaa の新たな信仰が芽吹く。Elend が新しい指導者として浮上し、Vin と仲間たちは再建という次の戦いへ向かう。Sazed は新たな使命を見据える。

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